ラバーダムについて

こんにちは、ルミナス歯科です☀

本日はラバーダムのお話です✨

ラバーダムとは、主に根管治療(歯の神経治療)や接着を伴う修復治療の際に使用される、

薄いゴム製のシートを用いて「治療する歯だけを口腔内から隔離」する処置です 。

 

 

 ラバーダムの主な目的とメリット

 

唾液や菌の侵入を防ぐ

唾液や血液などに含まれる細菌が治療部位に入るのを防ぎ、無菌に近い環境で処置を行うことで、治療成功率が向上します 。

接着効果の向上

コンポジットレジンなどの接着材は湿度に弱く、ラバーダムにより接着強度を高めることができます(前歯では約30%、臼歯では約45%の強度低下防止) 。

視野の確保と作業効率の向上

黒や緑のシートが治療部位の視認性を良くし、術野への集中力を高めます  。

軟組織保護と安全確保

頬・舌・粘膜の保護、防護目的や器具・薬剤の誤飲・誤嚥を約95%減少させる効果があります 。

 

 

 日本での普及率とその背景

 

日本ではまだ普及が十分でない

日本歯内療法学会会員でも約25%、一般歯科医では約5%前後の使用率にとどまります 。

普及が進まない理由

健康保険の対象外のため、治療費の上乗せが必要

装着には技術と時間がかかる

保険治療では経済性・効率性が優先されることが多い。

一方、海外では標準的な処置

アメリカや欧州などでは、根管治療において約90%の歯科医師がラバーダムを使用しているのが主流です。

 

 

 装着が難しい・適さないケース

 

鼻呼吸が難しく、口を開けっぱなしにできない方

顎が弱く、長時間の開口が辛い方

歯の形状・隣接構造が適さずクランプ固定できない方

ゴムアレルギーの方 など 

 

このような場合には、別の感染管理方法が検討されることになります。

 

 

 

監修者情報

監修者情報

院長
山田利治(ヤマダトシハル)