こんにちは名古屋ルミナス歯科矯正歯科です!
【口腔内フローラ】が乱れると、全身が病気に?
~お口の中の細菌と全身の健康の深い関係~
「腸内フローラ」という言葉を聞いたことがある方は多いかと思いますが、実は口の中にも“フローラ”があることをご存知でしょうか?
口腔内フローラとは、口の中に生息する数百種類以上の細菌たちが、バランスをとりながら共存している状態を指します。健康なお口では、このバランスが保たれていて、悪さをする菌も抑え込まれています。しかし、虫歯や歯周病が進行すると、このバランスが崩れ、悪玉菌が増えてしまうのです。
このような口腔内の菌バランスの乱れが、実はお口の中だけでなく、全身の健康にも深く関係していることが近年の研究で分かってきました。
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️ 歯周病菌が全身に及ぼす影響
歯周病菌は、炎症を起こす毒素を出すだけでなく、歯ぐきの血管から全身に入り込むことがあります。
これによって起こる可能性のある全身疾患には、以下のようなものがあります:
• 糖尿病の悪化
→ 歯周病があると血糖値のコントロールが難しくなり、糖尿病が進行しやすくなります。
• 動脈硬化・心筋梗塞
→ 歯周病菌が血管の内側に炎症を起こし、動脈硬化を進める原因になります。
• 誤嚥性肺炎
→ 高齢者では、口腔内の細菌が唾液や食べ物とともに肺に入ることで、肺炎を引き起こすことがあります。
• 認知症との関連
→ アルツハイマー型認知症の脳内から歯周病菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)が検出された研究もあり、注目されています。
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️ どうすれば口腔内フローラを整えられる?
大切なのは、「菌をゼロにする」ことではなく、「善玉菌が優勢な状態を保つ」ことです。以下のような習慣が役立ちます。
正しい歯磨きとフロスの習慣化
→ 歯と歯ぐきの間や歯間にたまったプラーク(細菌のかたまり)を除去しましょう。
歯科医院での定期的なプロフェッショナルケア
→ 自宅では取り切れないバイオフィルム(菌の膜)を除去することが重要です。
バランスのとれた食生活
→ 発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)を取り入れることで、善玉菌をサポートできます。
禁煙
→ タバコは善玉菌を減らし、悪玉菌の増殖を助けます。歯周病リスクも格段に上がるため、禁煙は強く推奨されます。
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まとめ
口の中の細菌たちは、ただの“虫歯や歯周病の原因”というだけでなく、全身の健康に深く関わる存在です。
口腔内フローラを健やかに保つことは、長く元気に生きるための重要な鍵の一つ。
「お口の健康は、身体の健康につながる」という意識をもって、日々のお手入れと定期的な歯科受診を心がけましょう。