日本人のデンタルIQの現状
日本人のデンタルIQの現状
1. 定期的な歯科受診の習慣が少ない
•欧米(特に北欧諸国)では、年に1〜2回の定期健診を受けるのが一般的。
•日本では「痛くなってから歯医者に行く」という人が多く、予防歯科の意識がまだ低め。
•厚生労働省の調査によると、定期的に歯科検診を受けている人は約30〜40%程度。
2. 歯磨き回数は多いが、質が低い
•日本人は1日2〜3回歯を磨く人が多い。
•しかし、歯間ブラシやフロスの使用率は欧米に比べて非常に低い(10〜20%)。
•アメリカでは70%以上がデンタルフロスを使用しているというデータも。
3. 子どもの虫歯は減っているが、大人の歯周病は深刻
•学校歯科健診などにより、子どもの虫歯は年々減少。
•一方で、30代以降の約8割が歯周病にかかっているとされ、成人の口腔健康は深刻な状況。
4. 口腔と全身の健康との関連の理解が進んでいない
•歯周病が糖尿病や心疾患、認知症など全身疾患に影響を与えることが分かってきているが、日本ではその認知度はまだ低い。
《背景にある要因》
教育の不足➡️学校や家庭での歯科保健教育が不十分。
保険制度➡️日本では歯科治療に保険が使えるが、「予防」は自己負担が多く、積極的に通わない人が多い。
文化的背景➡️「歯の健康=美容」よりも「治療=必要な時にやるもの」という考えが根強い。
《最近の変化と前向きな動き》
•メディアやSNSを通じてホワイトニングや矯正への関心が高まり、「見た目の美しさ」から歯への意識が向上。
•企業や自治体が定期健診を義務化・推進する動きも出ている。
•「8020運動(80歳で20本の歯を保とう)」などの啓発活動の成果も少しずつ現れている。
《今後の課題》
・予防意識の向上化
・フロスの使用率をあげる
・大人の歯周病の深刻化問題
・歯と体の繋がりへの意識をあげる

