摂食嚥下機能強化と工夫について

こんにちは名古屋ルミナス歯科です

本日は、摂食嚥下part2

摂食嚥下機能が低下した方に効果的な運動は筋力を

強化し、嚥下を円滑にするための方法と嚥下しやすくする工夫についてです。

摂食・嚥下機能が低下した方の嚥下を容易にするためには、以下のような工夫が役立ちます。

1. 食事の形状調整

 • 刻み食:食材を細かく刻んで提供し、嚥下の負担を軽減します。
 • ペースト食:固形物をペースト状にして、飲み込みやすくします。
 • ミキサー食:食材をミキサーで細かくし、さらに飲みやすい形にします。

2. とろみをつける

 • とろみ調整剤の使用:水分やスープなどにとろみを加えることで、液体が気管に入りにくくなり、誤嚥を防ぎます。

3. 食事の温度管理

 • 適切な温度:冷たすぎたり熱すぎたりしないよう、適度な温度の食事を提供することで、嚥下反応をスムーズにします。

4. 食材の選定

 • やわらかい食材:嚥下しやすいように、柔らかい食材(豆腐、蒸し野菜など)を使うとよいです。
 • 嚥下に適した食材の利用:ゼリーやプリンなど、飲み込みやすい食品も適しています。

5. 食事の姿勢調整

 • 体を少し前かがみにする:誤嚥を防ぎ、嚥下しやすい姿勢です。背筋を伸ばし、頭を少し前に倒す姿勢が推奨されます。

6. 小さな一口サイズ

 • 一度に少量ずつ食べる:少しずつ口に入れて、ゆっくり嚥下を行うことで誤嚥のリスクを軽減します。

7. 口腔ケアの実施

 • 口の中を清潔に保つ:口腔内の清潔を保つことで、嚥下の際の感染リスクを低減し、嚥下機能の維持にもつながります。

これらの工夫を取り入れることで、嚥下が難しい方でも安全に食事ができるようサポートできます。

 

摂食・嚥下機能が低下した方に効果的な運動(嚥下リハビリ)は、筋力を強化し、嚥下動作を円滑にするための訓練です。以下のような運動が嚥下機能の改善に役立ちます。

1. 舌の運動

舌の筋肉を強化し、食物をうまく口腔内で操作できるようにします。

 • 舌を突き出す運動:口を開け、舌をできるだけ前に突き出し、ゆっくり元に戻す動作を繰り返します。
 • 舌の上下運動:舌を上下に動かし、上顎に舌を押し当てるようにします。これを10回繰り返します。
 • 舌の左右運動:口の中で舌を左右に動かし、ほっぺたに舌を押し付けるようにします。

2. 口周りの筋肉運動

口を閉じる力を高め、唇や頬の筋力を向上させるための運動です。

 • 唇をすぼめる運動:唇を強くすぼめて5秒間保持し、ゆっくり戻します。
 • 頬を膨らませる運動:口を閉じた状態で頬を膨らませ、その状態を数秒間維持します。その後、ゆっくり戻します。

3. 嚥下に関する喉の運動

嚥下時に重要な喉の筋肉を鍛え、嚥下反射を強化します。

 • シャキアエクササイズ:顎を引きながら、喉仏を持ち上げるように意識して唾液を飲み込む運動。これを繰り返すことで、喉の筋力が鍛えられます。
 • メンデルソン法:嚥下時に喉仏を持ち上げ、その位置を数秒間保持し、その後ゆっくり戻します。これにより、嚥下動作がスムーズになります。

4. パタカラ体操

発声によって、口の中や喉周りの筋肉を刺激します。「パ」「タ」「カ」「ラ」という音を繰り返し発声することで、嚥下に必要な筋肉を活性化します。

5. 顎の運動

 • 顎の開閉運動:大きく口を開けて5秒間保持し、ゆっくり閉じます。この動作を10回繰り返すことで、顎周りの筋力を鍛え、食物の噛み砕きをサポートします。

6. 頸部のストレッチ

 • 首の前後運動:首を前後にゆっくり動かし、喉の筋肉を柔らかくしながら、嚥下をしやすくするサポートを行います。

これらの運動を毎日続けることで、嚥下機能の低下を防ぐだけでなく、改善が期待できます。ただし、専門家(医師や言語聴覚士)の指導のもとで行うことが安全です。

 

 

監修者情報

監修者情報

院長
山田利治(ヤマダトシハル)