虫歯の進行速度

虫歯はどのくらいで進行するの?放置するとどうなる?

「小さな虫歯だから大丈夫」
「痛くないからまだ様子を見よう」

そう思ってしまう方は少なくありません。しかし、虫歯は自然に治ることはなく、時間とともに少しずつ進行していきます。

今回は、虫歯がどのくらいの期間で進行するのか、進行段階ごとの特徴をご紹介します。

虫歯の進行スピードは人によって異なります

虫歯が進行するスピードは一律ではありません。

次のような要因によって大きく変わります。

* 歯磨きの状態
* 食生活(甘いものや間食の頻度)
* 唾液の量や質
* フッ素の使用状況
* 虫歯菌の数
* 定期検診を受けているか

そのため、数か月で進行する場合もあれば、数年かけてゆっくり進行することもあります。

虫歯の進行段階

C0(初期虫歯)

歯の表面が白く濁った状態です。

まだ穴は開いておらず、適切な歯磨きやフッ素塗布によって改善が期待できます。

痛みはありません。

C1(エナメル質の虫歯)

歯の表面に小さな穴が開いた状態です。

ほとんど症状はなく、自分では気付かないことが多いです。

この段階で治療できれば、歯を削る量も最小限で済みます。

C2(象牙質まで進行)

虫歯が歯の内側まで進んだ状態です。

* 冷たいものがしみる
* 甘いものがしみる

などの症状が現れ始めます。

放置するとさらに深く進行し、治療も大掛かりになります。

C3(神経まで進行)

虫歯が神経まで到達すると、

* 強い痛み
* ズキズキとした痛み
* 何もしなくても痛い

といった症状が出ることがあります。

この段階では、根管治療(歯の神経の治療)が必要になるケースが多くなります。

C4(歯の根だけが残る状態)

歯の大部分が崩れてしまった状態です。

神経が壊死すると一時的に痛みがなくなることがありますが、感染が広がると再び強い痛みや腫れが起こることがあります。

抜歯が必要になる場合もあります。

放置すると治療は大きくなります

虫歯は早期発見・早期治療が何より大切です。

早い段階なら小さな治療で済むことが多いですが、進行すると、

* 神経の治療
* 被せ物
* 抜歯
* インプラントやブリッジなどの治療

が必要になる可能性があります。

治療期間や費用の負担も大きくなってしまいます。

虫歯を防ぐためにできること

虫歯予防には毎日のセルフケアと定期検診が重要です。

* 毎日の丁寧な歯磨き
* フロスや歯間ブラシの使用
* フッ素入り歯磨き粉の使用
* 甘いもの・間食を控えめにする
* 3~6か月ごとの定期検診

これらを続けることで、虫歯のリスクを大きく減らすことができます。

 

監修者情報

監修者情報

院長
山田利治(ヤマダトシハル)